ゾウムシと萎縮病

シ ュン

2013年03月31日 22:33



鉢植えにしていたピグミーバナナが萎縮病っぽい葉を出していました。
たまに根詰まりや根腐れ、ゾウムシ被害などなにかしら根に異常をきたしている場合も変な葉を出すこともありますが、こいつは萎縮病な気がします。バナナを栽培するうえで「ゾウムシ」と「萎縮病」は本当にやっかいです。パナマ病やシガトカ病はそんなに目に付くことはありませんが、萎縮病の感染力はやばいです。近くに萎縮病の苗があると萎縮病に弱い品種はかなりの確立で感染します。最近は予防に木酢液を散布するようになりました。幸い畑のほうではまだ発生していません。萎縮病はイスラエルバナナや三尺バナナといったAAA系のバナナがよくかかる気がします。
こいつらが真っ先にかかるのでそれっぽいのを見つけたら即撤去です。「もしかしたら・・・」とか迷ってはいけません。萎縮病に限ったことでは無いのですが、調子が悪い苗と言うのは絶対に何かあります。多くの場合はゾウムシか病気なのでほっといて良いことなんて何も無いです。とくに沖縄の露地では。去年の夏ごろに白斑入りバナナを1本露地植えしたのですが、台風で調子を崩しました。枯れなければ春には復活するだろうとほっといていたのですが、暖かくなってもイマイチ成長が鈍いので掘り起こしてみるとゾウムシにやられていました。今思うと一回台風に当たった時点で鉢植えに戻しておけば良かったと思います。苗を露地植えするならやはり3~4月ですね。一番弱い時期は一番環境が良いほうが健康に育つ確立が上がると思います。ある程度成長すれば台風にも寒さにもゾウムシにも病気にも抵抗力がつきます。